星の子教室

国語教室を主催しています。
記述の問題に取り組みながら一冊の本を読みます。漢字や言葉のプリントと自由作文やレポート聞き書きなど様々な記述に挑戦してみませんか?
対象:年長~高校生まで

https://torajirou1027.wixsite.com/yamagutihosinoko

どうして古典を読むの?

前回、アボカドの種が芽を出すまでには、時間がかかるというお話をしました。

 アボカドの種を発芽させるためには、水に浸しておく方法と土に埋めてしまう方法があります。

 どちらが発芽させやすいでしょうか。


進学塾では、国語で文学の名作をゆっくり読むということはしません。まして、一冊の本を教材にするということはありません。

受験に対応できるよう、速く読めることや問いの意向から外れないことなどを訓練します。これは、水に浸す方法に似ています😅


実はアボカドは、水に浸しても土に埋めても発芽します。


ただ、水の場合は、こまめに水を替えないと根が腐ってしまい失敗してしまいます。

私も水に浸す方法で何度も失敗してしまいました。

 でも育てる方の心理としては、まるごと見える方をつい選らんでしまうんですね。


良書を教材に記述の問題に答を考え、自分なりのまとまった文を創る方法は、良い土に埋めて発芽を待つことに似ています☺


多くの人に読まれ継がれてきた良書、古典的文学作品には"土と"同じような力があるんですね。